2008/04/14 (Mon) 【自動車】水平対向エンジン搭載の小型FRスポーツ開発

スバルが軽自動車の開発から撤退するというニュースを聞いたばかりですが、それに加えて、結構以前からいろいろ言われているニュースがcarviewで取り上げられていました。
以前、この車は、トヨタからしか発売しないと聞いていたのですが、記事を見る限りでは、共同開発し両社で市場展開ということなので、少しホッとしています。トヨタのみの販売では、スバルにあまりにもうまみがなさ過ぎると思ったので。

さて、ではどういう車になるのか。雑誌を信用すると、2l水平対向エンジンの(おそらくはNA)で200馬力程度。一番近いところでレガシィ2.0R用のエンジンが近いでしょうか。このエンジン、エンジン曲線を見る限り、とてもフラットなトルクを出しています。今まで見たこともないくらいにフラットです。ず～っとフラットです(笑)

さて、この車にどういうミッションが乗るのか。MTの場合は従来の5速MTでいいような気がします。(6速MTはコストがかかり過ぎることと、重量が重すぎることで載せることはないでしょう)
じゃあATは……。(本当かどうかは分かりませんが)雑誌でアンシン製のATが載るという記事を見ました。まぁ、雑誌の内容は発売直前に情報が確定するまでコロコロと変わるので信用はできませんが、今のトヨタの客層から、MTオンリーということはないでしょう。ATは必ずラインナップすると思います。スバルの持っているATは、4ATもしくは5AT。そのどちらも世間一般で言うと、そんなに評判のいいものではありません。(SH フォレスターの4ATはおおかた公表のようですが)

そのスバルのATでトヨタ側が満足するかといったら、ちょっと微妙な気がします。できることならアイシン製のATを載せたいと思うところでしょう。
しかしスバルの水平対向エンジン+シンメトリカルAWDの組み合わせでは、ごく普通のATは載せられないため(そのために昔から使っているジャトコ製(?)のATを改良して使っている)、スバル用に開発する必要があると思います。そのコストをどうするのか……。

今スバルの手にしている持ち札だけを使用し、トヨタ用にチューニングしただけでヨシとするのか。悩みどころです。ATの出来やフィーリングは、ユーザーにとっては直接体感する大事な部分だと思います。たとえエンジンが良くても、ATのフィーリング一つ合わなければ、購入しないお客さんはたくさんいると思います。
トヨタもそのあたりのことは良く分かっていると思います。

FFもしくはAWDのスバルから、FRの車が発売されるなんて、とても楽しみです。将来、FRサルーンなんて車も発売されるかもしれません。スバルは軽自動車も作らないということですし、変わっていく時期に来ているんだと思います。しかし、スバルらしくない方向には変わってほしくないと思っています。スバル車に乗る一人として、そう強く願っています。